やればできる。

三浦雄一郎さんが80歳でエベレスト登頂成功という偉業を成し遂げて、世界に驚きを与えました。
即日ギネス記録にも認定されて、みんなの心に残る出来事でした。

私も小さいながらも現在チャレンジの連続です。新しいことにチャレンジすることは新鮮な気分になれるのでドキドキします。
今週の月曜日に一人トライアスロン（スプリント）にチャレンジして、その時のスイムは１００mインターバルで７、５本くらい泳いで、調子に乗り先日１０００m位泳げるだろうと甘い考えで泳いだら、５０m位でばてて、呼吸も苦しくグデグデになって１００mが精一杯でした。
結局グデグデで７００m位で撃沈。。。。

出来ないことが悔しくて、自分なりに研究を重ねました。
呼吸の方法を少し変えること、腕の回転を少なく水の抵抗を少なくするようフォームに気をつけるよう心がける。頭でイメトレをしっかりして、酸素の多くして消費を少なく。何度も何度もシュミレーションをしました。
私は、出来ないことがあるといつも「何故できなかったんだろう？」と四六時中考え込むくせがあります。出来ないことが嫌なので、考えて考えて対策を練って実行することにします。

ある一本のYoutube動画が私にヒントを与えてくれました。
私は昔水泳をやっていたこともあり、華麗なフォームでスピーディーな泳ぎに固執していたみたいです。海で泳ぐ時は波の抵抗のことも考えてリカバリーの時の手は高めにしたほうが良いとか、海を考えて研究をしました。
そして実際にトライアスロンの動画を何点か見たとき、手の回転が私が思っているよりゆっくりであるのと、手が上であること、真正面を水面から目だけ出して位置を確認するように泳ぐ姿勢や、時として平泳ぎや立ち泳ぎ等でタイミングや呼吸を整える人たちの姿を見て、考え方がガラリと変わりました。

時間よりも完泳することが大切なので、足のつかない海で休むことも必要かと思い、苦しくなったら平泳ぎを入れてみることにしました。
軽く本当に軽くアップをし、いざ泳ぎ始めました。
目標は途中で平泳ぎを混ぜても良いので先ずは３００mを目標にしました。

５０mが過ぎていつもなら地獄の呼吸困難が待っているのに今回は違いました。
大きく違うことは、背伸びをするように肩を前に突き出しながら腕から指先を背伸びしてモノを取るように伸ばしながら泳ぎ、しっかり息を吐くことに意識をして、しっかりと呼吸を吸うことです。当たり前なのですが、できていなかったのでしょう。

１００mが過ぎたあたりで、途中平泳ぎで１０mばかり休憩。そしてクロールに切り替えて２００m過ぎたあたりで、平泳ぎを２０m位。
呼吸はある程度苦しいのですが、ペースを乱さず一定のリズムで泳ぐように心がけます。
するとほぼ平泳ぎは必要なくなってきました。むしろ平泳ぎを入れるほうが苦しくなってきて、すぐにクロールに変わるようになってきました。
泳いでいて水の中にいる感触が戻ってきたような気がしました。
呼吸は確かに苦しいのですが、気持ちいいのです。こんなに気持ちよく泳げるのは本当に30数年ぶりです。
調子に乗り７５０mを泳ぎ、10分くらい休憩です。

今のがまぐれか、偶然か信じられない気持ちがあったので、もう一度チャレンジ。
今度は２００mを全てクロールで泳ごうと決めていました。
リズムに乗って泳げるので、気持ちよかったのと水の中にいる安堵感が伝わってきました。
まるで嘘のような気分になりました。

私は昔水泳部だった頃、練習中はいつもビートルズの「Let it be」が心の中でなっていました。
今回も泳いでいる途中から自然と呼吸を吐く音と、水の音が混ざり「Let it be」が鳴り響き始めました。もう何キロでも泳げる感じです。
結局５００mをほぼクロールで泳いでトータル１２５０mを泳いだことになります。
成果は突然やってきたのです。
本当に嬉しい。出来ないことが出来るようになると自身につながりますねぇ～

三浦雄一郎さんから勇気を頂いたような気がします。
諦めずに粘り強く頑張ればきっとできる。昔長距離なんてお手の物だったにもかかわらず、数十年の月日が過ぎて、泳げなくなっていた自分に腹が立ち、年のせいにしていましたが、今からでもやれば出来るんだと、ますます自信がつきました。

しかし、コスパではいつも泳げない。
交野イキイキランドでは調子よく泳げてしまうのはなぜなんでしょう？(笑）

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