たまたま、妻と息子。私と娘に分かれて用事をしていたときのことです。いつも子供からの信頼を獲得するためにどんな小さなことでも努力を惜しまずにガンバルお父さんですが、この日は娘がおやつを要求しました。
たまたま目の前にクレーンゲームがあるじゃないですか・・・・
娘が、「ぱぱ、これ取って!」と、まるでオヤジを試すように言って来るじゃありませんか?
重そうなラムネだと思いながら、「どれどれ?これは難しいや!ダメダメいくぞ~」と言いたいところだが、
がんばるお父さんは一味違う。
一般社会ではあまりうだつが上がらない駄目親父でも、子供の前ではヒーローであり続けなければならない宿命のおとうさん。
「これほしいの?お父さんちゃっちゃっととってあげるよ」
ほれ~~~~
「え~~~~パパすご~~~い」
世間では駄目でも子供の前では運も付いて回る。不思議に子供関係だけは運が味方についてくれるのだ。
子供の信頼はただいま、「MAX」
さらに、「じゃがりことれる?」
お父さん支持率を一気に低下させようと言う悪魔な囁き。なんというケアレスウィスパー!
何時も子供の事なら何故か奇跡が良く起きる。運に100%頼って、
「こんなのかんたんだよ~」と大胆発言。
娘を裏切ることが出来ない、お父さんは自分で窮地を呼んでしまった。
もう「運」に頼るしか方法がない。
しかしたかがおやつのお菓子を支持率の為にクレーンゲームと言うデンジャラスな方法でなくとも容易く手に入れることが出来るのに、何故こうなったのだろう?判断的にはミステイクだ。これこそ物事の運びの悪さを象徴している運の悪さの証拠だ。
歓喜極まる娘も2度目の奇跡にお父さんを見る瞳がハ~トになっています。さらに200円でこれだけの成果なので大満足。
しかし、私は運をこのようなことに消耗しているから世間では駄目なのか?世間で使い方を知らないから余った分が子供に回るのか?堂々巡りな難問です。