妻に「ありがとう」が言えない結婚記念日15

15年前、プロポーズをしないまま結婚し、15年後の今もプロポーズをしていない。

今年の結婚記念日には15年来のプロポーズをしようと考え小旅行に誘いました。

正直、好きとか愛してるとか「君がいないと・・・・」など歯の浮くセリフを言えない小心者です。

決めるときはビッシっと決めなければなりませぬ。

今まで15年間魔法の言葉を言えていないのでプロポーズは15年たって賞味期限切れかもしれません。しかし心から感謝を込めて「ありがとう」は言えるはず。だった・・・・・

結婚してから初めて子供抜きの宿泊になるので、心配なため家から非常に近い八瀬離宮で宿泊です。

今日、ありがとうの一言を伝える記念すべき場所はここだー

普通に「かれき」と読むのかと思いきや「はなごよみ」と読むのです。日本語は難しいものですね。いぁいぁ私がおバカなのです。

それはさておき、鉄板焼きのレストランに予約を入れたのはカウンターで接客を受けるスタイル。
シェフが目の前で料理を作ってくれるので、フレンチやイタリアンなどのように正面向いて妻の顔を見ないでよいからです。愛の告白はベンチが良いのにも理由があるそうです。しかも女性の左側に座るとさらに成功率アップ。ふふふ私は妻の左側ゲット!

レストランもソーシャルディスタンスで客数を絞っての営業で助かった。人が沢山いると恥ずかしいので少ないほうが良いに決まっている。

もたもた出されるがままに食事を進めると何も言ってないのにデザートはこれだー

いぁー高級会員制ホテルともなると何でもリサーチ済み。演出が憎いです。しかも私にこのスキルがあればもっと妻にお花畑を見せてあげることができるのに、これが出てきても言えない

「しょぼおやじ」

結局妻に言わずに、鉄板の前の人に「ありがとう、大変おいしかったです。」
誰に言ってんねん!せめて部屋に戻ったら言うんだぞ!酒の力も借りてるはずなのに言えない結婚記念日15!

15年間本当にありがとう!

言えた気がした。

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