1人トライアスロン

毎日何らかのトライアスロンのトレーニングをはじめるようになって、毎晩の楽しみの晩酌が減ったことがとても嬉しいのですが、新しい楽しみが増えると何か優先順位の低い方から消していかなければ時間や身体もしくはバランスが取れません。そういうことで自然と晩酌が消されていくのでしょう。

トライアスロンのイメージは大変壁が高く、学生以来運動という運動をしてこなかった身としては、トライアスロンなんて一部の奇特な人たちの変わった趣味であるようにしか思っていませんでした。まず、３．６kmスイムで泳いで、１８０kmをバイクで走り、立て続けにフルマラソンなんて人間のできる限界を超えているように思えていました。

トライアスロンはロング以外に、お手軽にミドルというものもあるらしく、ロングの約半分くらい、
そしてオリンピックディスタンスと言って、スイム１．５kmバイク４０kmラン２０km。
これなら何とか計画的に進めて来年くらいならできるような気がします。
それでチャレンジしようと考えました。
とってもじゃなくロングしか無いのなら、やる気にもならなかったでしょう。

しかしそれ以上に短いスプリントと言う設定もあるのを最近知りました。
スイム７５０m、バイク20km、ラン5km
これなら俺でも出来るかもしれない。そう考えるとチャレンジ熱に花が咲きます。
そうとなれば実際に出来るのか気になり始めたので、密かに計画を立てました。

場所選びは非常にシビアに考え、トランジットのイメージも含んで厳選して交野いきいきランドで実行することにしました。

先ずは、駐車場で車を止める場所を考えて、自転車ですぐに走り出せる場所を選んで、しかも着替えていてもあまり見られないような場所。
下手すれば駐車場で着替えているのをスイミングに来た子供のお母さんとかに見られた暁には、最近新しく出来上がって活気のある交野警察署のおまわりさんに通報されたら速逮捕となってしまいます。出来るだけ車の影で速やかに着替えができる場所を選びます。

スイムはまだ長距離を泳げないので１００mを７．５本として１００mゆっくり目で1本3分の休憩付き(笑）。
まぁ実力テストみたいなものなので大らかに見てやってください。(笑）
１００mは大体1分40秒台で泳げるが休憩が長く1分20秒もお休みができる。
トータル22分くらい。

急いでプールから出て、即自転車。
コースは交野から天の川あたりを走り、淀川の河川敷からくずは方面に走り、船橋川あたりから穂谷川に変わり、藤阪の駅から交野イキイキランドへ向かう。
事前の調査不足でかなり多めの距離を走ってしまった。意識して20km位で時間を確認したところ59分であった。当然信号もあるし、車も走っている中での走行となるが一番知りたかったことは、スイムが終わってからバイクを走らすこととはどんな感じなのだろうか？そこを知りたかった。

意外と気分は良く、自転車はものすごい速度で走り出した。
ロードバイクに慣れていないので道路の端の網のような鉄のフタとアスファルトに隙間が出来ていて、

これはイメージ画像です。
左側が隙間が空いていてすっぽりはまってしまった。

タイヤがすっぽりとはまってしまった。
なんの抵抗なく抜けてそのまま走ったのだが、ブレーキをかけるたびに変な音がするようになってしまった。
自転車のホイールのブレーキが当たる所に傷がたくさんついている。
調子に乗り３０km以上走ってしまった。
ここまでで概算の計算で約1時間23分。

ランは交野イキイキランドの１kmの周回コースを5週。
途中足が痛いのと辛さで多少歩いたが、驚いたのが３０分と数秒で走れたのが驚いた。
たった５kmを30分なんておっしゃるかもしれませんが、ランニングしてない歴38年以上の人間が本当に先日ウォーキングから始めたのですから、こんなもんでしょう。
それでも驚きの１km辺り6分ちょいですぞ！
しかしランはしんどい。

結局トランジットとかややこしいことは抜きにして、1時間53分でやり抜いたことになります。
2時間が制限時間ぽいので、このままトレーニングを続ければ出場の可能性が出てきたわけで私としては、トライアスロンに跳ね返されたのではなく、受け入れられたと考えています。

そしてゴールの時は、一人トライアスロンのクセに、誰も観客や演出などないのにも関わらず、
めっちゃくちゃ嬉しかった。
少し涙が出た。

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