bead's Taniguchi blog

Hairdresser's daily life

成人式

   

過去数年間、大阪での成人式で今日ほど悪天候であることが珍しく、お出かけになられる新成人の皆様の御着物のすそを大変気にしてしまいます。
昔、外国で美容師をしていて日本に帰国後、全国を転々として北陸地方で美容師を修行していたときの成人式は自分の記憶によれば全て大雪!
ご来店いただける成人のお客さまのためにお店の入り口近くを「雪かき」をして滑って転ばないように気を使った記憶がございます。
あの時の成人のお着物姿は、振袖に長靴。会場に着くまでの長靴でしたが、なかなか珍しかった記憶がございます。

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さて、今年の成人式。
枚方は、成人式の式典は、そのまた昔は枚方市民会館で行われていましが、数年前まではひらパーつまりひらかたパーク貸切状態で行われていました。
昨今は居住地の校区の中学校が会場となります。

ビィーズのスタッフのみさちゃんは今年が成人となります。
彼女は和歌山出身なのですが、現在長尾界隈で一人暮らしをしています。
そんな彼女に出身中学と円も縁もない中学校から招待状が届いておりました。
彼女は誰も知らない、しかも出身でもない中学校へ単身乗り込み、なつかしさで再会を期した同じ成人の人たちを尻目に、一人寂しく誰も知らない、そして見たことの無い中学の校長の祝辞を聞いてくるのでしょうか?彼女の出身の和歌山県からは当然招待状は届いていません。
そこのところが大変気になります。

少子化のなか、枚方市は開催する会場を現住所の校区の中学校で行うほど成人人口が多いのでしょうか?もしくは財政難のなか成人式を行い、一気に成人を収容するサイズの設備が無いのが現状なのでしょうか?

ところで、今年の成人式のお支度は、波乱づくしでした。
と言うのも、店長のチリコが昨年に入院、手術と体力的に着付けと言う重労働に耐えることが出来るか?そこが問題点でした。
年が明け、正月早々から再入院してしまったチリコ店長。我々の不安は募るばかりでした。
経営者の私としては、最悪のシナリオだけは避けなければなりません。
そこで、すみえちゃんとあゆさんが、昨年末より着付けのレッスンを怒涛のごとく始めたのでした。しかしいくら器用なビィーズスタッフでも帯までは届きませんでした。
しかし、チリコ店長の労働を軽減することが大幅に出来ると確信していた私に、正月明けの3日に「チリコ入院の知らせ」が届いたのでした。
私は思考回路を思いっきり回転させました。最悪のシナリオ・・・・・・
今から帯を教えるのに、10日で・・・・・・無理がある。
よーく考えると私は以前着付けのコンクールを目指して頑張っていた経験もあります。だから着付けも出来るのですが、20年以上着付けをしていません。
必死のパッチで帯結びを練習しました。確信が持てるようになり一安心したときに、新成人に男性が着付けをする。お客様に許可を取っていないので、他の案も用意しておく事が必要でした。
そこで泣きついたのは私の美容業界の師匠でいて叔母にあたる先生に泣きつきました。
一言、「私でよければ」といってくださいました。しかも先生はこうも付け加えて、
「チリコ店長のお客様なのだから、最後まで出てこられる可能性を信じてあげてね」
なんとも尊いお言葉です。

なんと本日、チリコ店長は全ての着付けのお客様を担当しサポートするアシスタントもものすごい技量がアプし、結局的にお店全体のレベルアップになったのでした。
中でも今、快進撃の森山は、一気に5名のヘアーセットを担当し、制限時間ギリギリでしたが難なく仕上げていました。

「顔がぶれるくらいの勢いのある技量にシャッターも追いつかず、マトリックス風アップはものすごかった!」

着付けチームとメイクチームは主婦であり、子供が居るにも関わらず夜遅くまで頑張り、成果を挙げました。

今回一番暇だったのは・・・・・・・・・・・・・・

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私、谷口でした。

そうです、写真のようにチリコ店長を応援する事しか出来なかったのです。(爆)

愛と平和を皆様に!!
フッレフッレチリコ~

ではお疲れ様でした。

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