bead's Taniguchi blog

Hairdresser's daily life

プレゼントしたいものは感動!

   

私の知り合いの美容師さんで、美容師として感動を与えるためにはどうしたら良いのか真剣に考えて、今ではちょっと話題になっているのですが、

何度も失敗して、何度も復活して、そして最後まで諦めない心。

本当に尊敬してしまします。

ツイッターを初め、メディアを上手に使い有言実行の彼には本当に頭が下がります。

寝ても覚めても技術のことばかり考え、時には変態と言われるくらいに向き合っていました。

技術もセンスもレベルが高く、そのカテゴリーのファッションの女の子の中では絶対的存在です。

私がお客様にプレゼントしたいことは感動です。

出来上がった時、合わせ鏡で後ろを見たときの感動。

手で触って、シルクのような手触りに感動。

スタイルが出来上がるとともに綺麗になったと確信できる感動。

私は美容師ですから、美容を通じてしか感動を与えられません。

もっと根本的に何かあるはずだと考えています。

「30年以上乗ったことがない自転車で遠くまで来て、諦めそうになったけど諦めずに目的地についた時の感動はすごい」↓
photo:01

普通のことをしていても感動を与えることはできません。

しかし突飛な事をしても、感動は一瞬ではないでしょうか?

経験年数だけが過ぎた熟練美容師ではダメです。

その経過した年数の間に何を感じ、何を考え、何をしたか?

全員に平等に与えられている時間をそのために使うことができたのか?

その答えは出たのか?

つまり目標としている自分に少しでも近づくことができたのか?

ただ長い年数かけているだけではダメです。

「苦しく、息も途切れ途切れになるくらい大変な思いをして登りきった坂道の先にはいつもと違う景色が見えた」↓

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私は、経験は34年あります。

しかし、胸を張って人に感動を与えた美容師であるか?

自問すると答えは「ノー」でしょう。

でも諦めるにはまだ早すぎます。

70歳までまだ20年もあります。

美容師は技術者になるまで、早い人で3年くらいもっと早ければ2年くらいでなれるのだから私には十分時間があります。

今、ビィーズには若いスタッフが毎晩レッスンしています。

私も目標に向かってしっかりと歩んでいきたい。

そしてこれからは経験年数を自分からいうことをやめようと思います。

感動を与れる美容師になるまで封印です。

有る人には大切な経験年数ですが、私には経験年数になんの価値があるのでしょう?

若い人に混じり、追いかける人生にシフトします。

それは、感動をプレゼントしたいからです。


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